友との再会
朝晩は少し涼しさを感じる頃となりました。今年はむしむしと湿度が高く、夏らしい空が晴れ渡るという日がないままに夏が終わろうとしています。皆様はお変わりありませんでしょうか。
さて、皆さんは「同窓会」に参加されることはないでしょうか。7月のある日、我が家の郵便受けに一通の手紙が配達されました。差出人を見るとそこには懐かしい大学時代の友人の名前がありました。急いで開封すると、久しぶりに「同窓会」を開催するという案内だったのです。考えてみると15年ぐらい前に集まって以来の出会いです。(5年前に同窓会は開催されましたが私用のため欠席しました)当日の予定を確認すると、幸い予定が入っていません。早速返信用のはがきの出欠欄に〇印を記入し、返送いたしました。8月が終わり9月を迎えるといよいよ「同窓会」の日が近づいてきました。誰が参加するのか、何人参加するのかなどの不安な心は少しありましたが、JRの切符の手配をして小旅行に出かけました。会場では幹事のIさんが笑顔で迎えてくれ、その瞬間に大学生に戻った気分でした。ロビ-には早く着いた同窓生の友人たちが迎えてくれたのですが、卒業以来初めて出会う方もあり、懐かしさを感じました。ただ、参加者全員の顔が分かったわけではなかったのです。なんか見覚えのある顔だなぁと感じていたのですが、名前が出てこないのです。同窓生の中には、私の顔が分からない人もあり、お互い様でした。
40数年という時間は、私にとっては決して短い時間ではありません。その間、就職して働き始め、結婚し、子供を育て、その子供が結婚し、また親を亡くし・・・と今振り返ってみると本当に様々なことがあった40数年です。しかし同窓会とは不思議なもので時間の長さがなくなり、昨日まで一緒にいた様な身近さを感じるのです。文字通り「タイムスリップ」をしているのでしょう。同窓生の一人ひとりの精一杯生きている姿に接し、私自身も元気をもらったように感じました。参加した方とはもちろんのこと、今回都合で参加できなかった方や亡くなった方とも友人との会話を通じてお出会いできたと感じました。
仲間とは出遇い続けるから「仲間」であると思うのです。そして20歳の時に見えなかったことが、40年という時を経て新しい出遇い生みだしてくれたのです。次回は3年後に再会することを約束して、同窓会の地を後にしました。