12月11日(金)から13日(日)までの3日間、当寺の報恩講をお勤めいたしました。コロナの感染防止の対策を行い、総代さんや世話方さんにご苦労をおかけしながらの報恩講となりました。講師は岐阜県大垣教区 慶圓寺ご住職の 譲 西賢 先生にお願いをし、講題「コロナウイルスと真宗の教え」のもと御法話頂きました。先生は、私どもの心の構造や差別の構造をお示し下さり、都合の善し悪しにとらわれることなく、ありのままをいただいていく「自然(じねん)」のなかに本当の幸せがあることをお説き下さいました。12日の夜の法座は、「音楽法要」の代わりに、2007年の報恩講のDVDを鑑賞しました。当時の音楽法要の様子やお聴聞される方々が映し出されると、懐かしさを覚えるとともに、今も先人の方々とともにある喜びを感じました。
今回は「しょいめしとカブラ汁」のお斎が実施できず残念でしたが、「しょいめし」のパックの「お持ち帰り」というこれまでにないスタイルもまた好評でした。
報恩講を迎えるに当たり、コロナ対策について協議したり、同朋会の皆さんによる「大掃除」、十四日講、光華法話会の皆さんによる「お磨き」、総代・女性世話方・世話方の皆様のご協力に対しまして感謝申し上げます。
今年も、お念仏のこぼれる報恩講でありました。