江戸時代初期に設立された聞法会であり、元禄5年(1692年)には本山の門主一如上人より講に対する「御消息」が下付されています。設立当時は毎月二十七日に会が開催されたため、二十七日講と呼ばれています。男性の会員により構成されていますが、近年は女性の会である十四日講と合同で開かれています。現在の会の内容は、「大谷派勤行集(赤本)の和讃」についての法話です。
年配の女性から構成される聞法会であり、近年は二十七日講と合同で月に一回開催されています。報恩講においては、伝統のお斎である「しょい飯・かぶら汁」の準備をしてくださっています。現在の会の内容は、「大谷派勤行集(赤本)の和讃」についての法話です。
中堅の女性から構成される聞法会であり、昭和初期に設立されました。現在は、毎月一回法座が開催されています。報恩講においては、伝統のお斎である「しょい飯・かぶら汁」を十四日講の皆さんと協力して準備してくださっています。現在の会の内容は、『蓮如上人御一代記聞書』についての法話です。
先代住職(第21世)により昭和40年代に設立した聞法会であり、歎異抄を輪読しています。親鸞聖人のお言葉や唯円房の受け止めをもとに、ゆっくりと時間をかけて真宗の教えを学んでいます。毎月一回夜に開催され、法話後の座談を通じて互いの味わいを深めています。
本山の「同朋会運動」が展開されるなか、昭和39年に先代住職(第21世)と意欲溢れる御門徒のご尽力のもと「同朋会」が設立されました。真宗門徒として「親鸞聖人の教え」にどのように出遇うかをテーマに、会が毎月1回開催されています。現在の会の内容は、「正信偈」の意味についての法話です。『書いて学ぶ親鸞のことば』をテキストにして、DVDの視聴や座談、「正信偈」の書写などを行っています。また、同会では、年に一度研修旅行を実施しています。平成26年は本山での帰敬式受式に参加し、西本願寺へ参拝しました。また、平成27年は真宗高田派専修寺へ参拝し、長島一揆資料館を訪れました。
小学校一年生から六年生までの子どもを中心とした活動です。子どもの親御さんも、おじいちゃんもおばあちゃんも、子どもの頃はみんな参加していたという伝統的な聞法会であり、地域とお寺のつながりを幼い年齢から大切にしていこうという思いが受け継がれています。夏休みには、正信偈・和讃・法話、または紙芝居・学習・ゲーム等を行うため、子どもたちが毎朝お寺に集まってきます。また、昼食会や遠足等の行事も催され、こうした行事には門徒総代や法話会のおばあちゃんが協力して、三世代にわたる交流の場ともなっています。
和讃講
平成7年に同朋会を核として結成されました。若い人にも仏教讃歌を通じてお寺との関係をより深く結んでいただくため、活動が始まりました。設立当時は、県合唱連盟の高木昭順先生にご指導をいただき、平成10年には本山の蓮如上人五百回忌御遠忌音楽法要にも参加しました。その後、京都教区合唱団にも加入し、平成22年には京都コンサートホールにて開催された親鸞聖人御遠忌お待ち受け法要にも参加しました。現在は奈良龍一先生のご指導のもと、毎年同朋大会や即得寺の報恩講をご縁として仏教讃歌でお荘厳させて頂いています。練習は月に一回夜に行っています。地域とのつながりを大切にしており、多くの方々との楽しいひと時を分かち合っています。
同朋合唱団
深溝地区の女性門徒を対象とした聞法会です。この会の設立時期は正確にはわかりませんが、大変歴史のある会であると先代住職(第21世)より伝えられています。この会には本山第9世の門主実如上人より「御消息」が下付されています。また、歴代会員の法名軸が伝えられており、その歴史の深さが偲ばれます。しかし、現在は休会しています。