ウォ-キング
今年の4月からウォ-キングを始めました。無精な私の性格ですので、三日坊主(文字どおり坊主です)で終わらないために、人にはあまり言わないようにしていました。私は毎朝6時に大鐘を撞いてから、1時間余り(8000歩)を歩いています。先日北海道のお寺を訪問したときに、近くの御住職も毎朝約1時間30分(12000歩)を歩いているとお話しになっており、意気投合して盛り上がりました。その方は、万歩計(携帯電話)を身につけて歩くのだそうです。必ず毎日記録を付けて、自己記録を更新することが楽しみになっているとおっしゃっていました。お話を聞いていると、同じだなぁと感じました。私も今回歩き始めたときに、電池が切れていた万歩計に新しい電池を入れ、自分の年齢や体重、歩幅をセットし直して始めました。以前、歩き始めたときは続かなかったために、「今回も2週間ぐらい歩けばいいや」との思いで始めました。ただ、今回心掛けたのは、記録を付けることです。たしかに記録を付けると、歩いたかどうかがはっきりします。私は朝、血圧を測るように主治医に言われていますので、血圧手帳の備考欄に、歩いた日は歩数を記録し、歩かなかった日は言い訳を記入します。記録を付けるということは、当たり前のことですが新しい発見があります。何を発見するかというと、言い訳や数字を通じて毎日の自分の行動や思いがはっきりと表れるのです。最初は幸い晴れた日が続き、日に日に歩数が伸びていきました。約30分のウォ-キングが少しずつ距離を伸ばし、歩く時間も40分から50分と伸ばすことができるようになりました。しっかり歩けた日は、記録を付ける時に充実感を味わうこができ、できなかったときは、言い訳をしている自分に向き合えるのです。まさに血圧の記録手帳が陰の力となって、私の意欲を引き出してくれています。
面白いもので、誰かにやらされていることであれば、いつかは止めてやろうと思うのですが、止めたいという気持ちが起こらないまま、今日まで続いています。同時に毎日の日課になったようで、大鐘を撞くと自然に足が風車村の方向に向いています。お陰で血圧も安定しています。
私のウォ-キングは今回はいつまで続くのか分かりませんが、楽しんで歩きたいものです。最近では何人かのお仲間とも散歩コ-スですれ違うと、「おはようございます」と挨拶を交わす機会が増えています。今では、そろそろ向こうからあの人とすれ違う時間だなということも、楽しみの一つになっています。