投稿者「即得寺」のアーカイブ

おかげさまで報恩講が勤まりました。

12月3日(金)午後2時の逮夜より5日(日)の満日中までの三日間、当寺の報恩講が勤まりました。今回の御法話は大阪教区即応寺ご住職の藤井善隆先生をお招きし、「人と生まれた意味をたずねていこう」の講題でお話し頂きました。「人と生まれた有り難さ・仏法を聞くかたじけなさ・今日を生きるもったいなさを知り、苦難の人生をどこまでも仏法を聞いて歩む」「南無阿弥陀仏を、わかってもわからなくても称えるその中に、本願・真実の電流が流れてきて、本当の南無阿弥陀仏が聞こえる」「そして、目を覚まし、歩み続ける、聞き続ける」とご法話下さいました。

 この3日間雨の日もありましたが、たくさんの方が足をお運び下さり、延べ人数で370人の方がお聴聞下さいました。ともにお念仏をいただき、手を合わせる喜びの大きい報恩講となりました。御法中の皆様にもお忙しいなか連日ご出仕いただきました。

 この報恩講のために、大掃除やお磨き、お荘厳など準備に多くの方にお世話になりお迎えさせて頂きました。心より感謝申し上げます。

 真宗門徒は報恩講にはじまり、報恩講に終わると言われます。これからいよいよ報恩感謝の日々を始めたいと思います。

IMG_1423    IMG_1409    IMG_1425


IMG_1428    IMG_1416    IMG_1418



報恩講前の大掃除とお磨きをしました。

 11月28日(日)に報恩講前の大掃除を行いました。前日は北風が吹き天候が荒れていましたが、当日の朝には天候も回復し朝の冷え込みはありましたが、晴天に恵まれ作業が進みました。なんといっても落葉がすごく、一茶の「焚くほどは 風がくれたる 落葉かな」という句を思い出しながら掃除に励みました。同朋会の皆さんのおかげで、本当にきれいになりました。作業が終わると、皆さんと「恩徳讃」を本堂で唱和し、本堂前で記念写真を撮りました。皆さん作業の疲れも見せずいい顔をされています。同朋会の皆さん、総代、女性世話方の皆さんありがとうございました。

 翌日の11月29日(月)には「お磨き」を行いました。十四日講の皆さん、総代、女性世話方の方に参加して頂きました。新型コロナの感染防止のため茶所と本堂との2カ所に分かれ実施しました。マスク越しですが、和やかなおしゃべりとともに、仏具がきれいになりました。最後の写真はきれいになった仏具が並べられており、皆さんのおかげでこんなにきれいになりました。ありがとうございました。

いよいよ、12月3日(金)から5日(日)まで報恩講をお勤めいたします。お一人でも多くお参り下さいますようお願いします。

IMG_1374  IMG_1378

IMG_1387IMG_1390  IMG_1391

IMG_1388  IMG_1397

令和3年10月のご挨拶

「悲しみ」

 日に日に秋を感じる季節となりました。皆様にはお元気でお過ごしのことと存じます。コロナの感染防止に追われている間に、今年もあと3ヶ月足らずとなりました。時の流れの速さに驚いています。

 さて人生の中で、いろいろな喜びに出遇う一方で、深い悲しみにも出遇います。喜びも大切ですが「悲しみ」は人生を深め、人生のあり方を問うてくれるものではないでしょうか。

 広辞苑で「悲」という字を調べますと、「非」と「心」から成り立っている字で、-胸が張り裂ける痛みを伴う悲しみ-と示されています。

 悲しみを感じるのは、一番人間的な感情ではないかと私は考えています。そして悲しみを通じて、気づくことがあると思います。一番身近な悲しみは、大切な人を亡くした時でしょう。その悲しみについて、宮城顗先生は「悲しみの大きさは、その人から頂いたことの大きさに比例する」とおっしゃっています。また、喪失感から起こる悲しみもあるでしょう。その悲しみを通じて、はじめてその人の存在の大きさに気付いたと言うことがあると思います。

 また、浅田正作さんの《回心えしん》という詩があります。 

 『自分が可愛い ただそれだけのことで 生きていた

  それが 深い悲しみとなったとき ちがった世界が 

  ひらけてきた』

 このように同じ「悲しみ」でも、自分のあり方を「悲しむ」ということがあると思います。その悲しみは、人間としてのあり方を問われたときではないかと感じます。どこまでも

自己中心の私自身に対して、如来は「大悲」の心をもって「南無阿弥陀仏」を名告り、「本当に自分は正しいか」と常に問い続けて下さっているのです。clip_image002

秋の大掃除を行いました

 10月3日(日)に「秋の大掃除」を実施しました。当日はさわやかな秋空のもと、天候に恵まれ作業を進めることができました。今回は、深溝の門徒の皆様と総代、女性世話方にご参加頂きました。

8時00分の挨拶の後、境内を中心に清掃し、本堂西側の庭の掃除を行いました。10時前に女性世話方さんの接待によるお茶でのどを潤しました。新型コロナ感染の影響で、なかなか外出ができず、また門徒同士の方がお互いに出会う機会が少なくなっていましたが、この大掃除ではマスクをしながら、皆さんとの会話も弾みました。写真は大掃除後に皆さんとともに記念写真を撮りました。

休日のご予定の多い中で、大掃除に参加して頂きましたご門徒の皆様に心から感謝申し上げます。

IMG_1358   IMG_1359   IMG_1360

秋の彼岸会をお勤めしました

    令和3年9月23日 午後2時より門徒の皆様とともに彼岸会をお勤めしました。例年は夜の法座もありましたが、新型コロナの感染防止のため一座だけの法要としました。

住職・若院のお勤めの後、住職より法話をいたしました。テ-マ「大悲の願い」について、住職の感じるままに50分程度お話をしました。私たちは悲しみと隣り合わせの生活をしています。自分自身が生活の中で抱えている「悲しみ」も大切なことだと感じます。しかし、自分の「悲しみ」を受け止め、ともに悲しんでくださる相手がいれば、私の「悲しみ」をとおして自分に出遇う契機となるのではないでしょうか。「如来の大悲」に出遇ったとき、その悲しみが悲しみのまま、「救い」となるのではないでしょうか。

如来の大きな願いに出遇うと、本当に「人」として生きているか、本当に「人」が見えているかが問わればかりです。

今回の彼岸会には、沢山の門徒の方々がお参りくださいました。ありがとうございます。

IMG_1343    IMG_1347    IMG_1352    IMG_1356

令和3年8月のご挨拶

「大切にすること」

皆様はいかがお過ごしですか。7月の梅雨明けと同時に猛暑の日々となっています。熱中症の予防とコロナの予防とで大変ですが、体調管理に努めて頂きますよう念じております。

さて、7月21日から例年通りに「和讃講」(子ども会)を行っています。朝7時45分から地域の子ども(小学生)がお寺に集まってきます。正信偈の練習の後、簡単な法話をしています。そのなかで「大切にする」とはどんなことかを話しました。話をする前に、事前に黒板にその日に話す内容を書いておきます。「大切にすること」については次のような内容で黒板に書きました。

大切にするとはどんなこと。

ものを大切にするのは、ものを使うとき、らんぼうに使わないことです。

では、自分を大切にするとは、どんなことでしょう。

それは自分の頭でしっかり考え「いま、どうしたらよいか」を判断し行動することです。

つぎに、相手の人を大切にするとはどんなことでしょう。

それは、相手の声をしっかりと聞き、相手の人となかよくすることです。

     今回、小学生に話をすることにより、「大切にする」とはどんなことかを改めて考えることができました。広辞苑では➀大いに尊重すること ②大いに愛することと示されています。今回私が感じたことは「大切にすることはどんなこと?」という問いを持つことが大切であると思います。「そんなことは分かっている」という所に立ち、問い直すことをしていないではないでしょうか。使い捨ての世の中で、「ものを大切にしましょう」と簡単に言うことはできますが、私の生活全体が本当に大切にするとはどうすることかを問いかけていると感じます。相手の人を大切にすることとは、どんなに考えが異なっても、相手を否定せずその人を尊重することだと思います。私にとって簡単なようで、実は大変難しいことが「なかよく」することだと思います。子どもたちとともに「みんななかよくいたします」と「ちかいのことば」を唱和しつつ、私たち自身、毎日 思いを新たにしています。

盂蘭盆会法要をお勤めしました

    令和3年8月16日 朝9時より門徒の皆様とともに盂蘭盆会をお勤めしました。正信偈のお勤めの後、住職より法話をいたしました。コロナ感染防止のため、座席の間隔を取り、本堂のガラス戸を解放して換気に努めました。今回からはお茶の接待の代わりにペットボトルのお茶を参拝して下さった皆様に配布いたしました。コロナの感染が拡大する不安の中で、ようこそお参り下さいました。 

IMG_1327 - コピー    IMG_1330    IMG_1329

お磨きをしました。

 8月10日の朝8時より、お盆前のお磨きをしました。参加して頂いた方は、即得寺の聞法会(十四日講)の皆さんと総代さん女性世話方さんです。今回のお磨きは昨年の12月の報恩講以来ですので、少し汚れており、磨く手に力が入りました。新型コロナの感染防止のため茶所と本堂との2カ所に分かれ実施しました。マスク越しですが、和やかなおしゃべりとともに、仏具がきれいになりました。

お磨き後は、本堂で簡単な法話の後解散しました。おみがきに参加して頂いた皆さんの顔が明るくて、仏具も心もピカピカになりました。早朝よりご参加頂きありがとうございました。

IMG_1304    IMG_1303    IMG_1311

IMG_1314    IMG_1308    IMG_1323

お盆前の大掃除をしました。

    8月8日の朝8時より、お盆前の大掃除をしました。参加して頂いた方は、即得寺の総代・藁園の世話方・女性世話方の皆さんです。新型コロナの感染が拡大や、台風の影響を心配するなかで時間を短縮して実施しました。境内の清掃はなんといっても手で拾い集めるのが一番効率的です。皆さん黙々と作業に専念して下さいました。

休憩後は本堂のガラス戸・縁の拭き掃除です。皆さんマスクをしての作業で大変でした。

最後に記念写真を撮り、解散しました。暑い中を、皆さんお疲れ様でした。おかげできれいになりました。

IMG_1290    IMG_1291    IMG_1294

IMG_1297    IMG_1299

夏休みの和讃講(子ども会)をはじめました。

 7月21日から和讃講を行っています。朝7時45分から小学生を対象に正信偈の練習とお話、学習に取り組んでいます。

今年はコロナ感染予防のため、例年行っているゲ-ムや歌は取りやめ、学習中心の充実した時間を持っています。

 早くも宿題がどんどんすすみ、サマ-ガイドやプリントの問題集が仕上がってきています。子どもたちが、元気よくお寺に来てくれることが

よろこびです。

IMG_1257  IMG_1263  IMG_1256